鬱診断で適切な治療を開始しよう【カウンセリングが重視】

医療機関を選ぶポイント

女性

精神科は基本予約制

一生の内、15人に1人は鬱病に罹る可能性があるとされています。病気の認知度が高まったこともあり発症者は増加傾向にあるものの、発症していながら医療機関を受診していない人の数も相当数いると予想されます。命に関わるような病気ではないからと考える人は少なくないですが、自殺者と鬱病の深い関わりが指摘されており油断は禁物です。辛い毎日を送っている場合は、早く専門家に診断してもらうことが大切です。医療機関は精神科や神経科などで診断を行っていますが、保健所や精神保健福祉センターに相談して、クリニックを紹介してもらうこともできます。クリニックは数年にわたって通院することになるので、通いやすい立地というのが大切かもしれません。立地から探し始め、ホームページなどを見て信頼できそうな雰囲気のクリニックを選びたいところです。また、長らく鬱病診断は問診中心でしたが、近年血液検査を併用する医療機関も出てきました。これは血液の中に含まれるPEAという物質の濃度を調べる検査です。PEAはエタノールアミンリン酸という代謝物で、大鬱病患者ではこの濃度が下がり、治療で回復するに従い上昇することが分かっています。問診よりもはっきりとした結果が出るので、科学的根拠の欲しい人は特に血液検査を用いている医療機関を探すといいかもしれません。精神科や心療内科は、基本的に予約を入れてから受診します。電話での予約の際には、鬱病の疑いがあることを伝えましょう。血液検査を行うか否かは電話で問い合わせることもできます。なお、行っている医療機関は大きな病院が多い傾向にあります。鬱病の診断は国際基準が設けられているので、医療機関によって問診方法が大きく違うことはありません。カウンセリングでは現状を細かく伝えることが大切ですから、クリニックのホームページなどで提示されている鬱病診断のためのチェックシートなどを参考にして状況を整理しておくとスムーズです。他の病気が隠れている場合もあるため、体調や服用している薬などもまとめておきます。また、発症のきっかけと考えられるようなことが起きなかったかも、診断基準の一つです。例えば身近な人の死や退職、お金を失った出来事など、喪失体験が鬱病のきっかけになることは多いです。それと反対に結婚や出産、出世など、おめでたいことがきっかけになることもあります。こうした出来事がなかったか過去を振り返っておきましょう。鬱病の疑いが強い本人が受診したがらない場合も少なくありません。このとき、家族など周りの人のサポートが不可欠です。無理やり医療機関に連れていくのは大変でしょうから、無料の電話相談などを利用するのも一つの方法です。

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